開き戸の金物
玄関ドアや室内ドアなど
ドアハンドルで開く扉
開き戸は西洋建築文化とともに入ってきた、ドアハンドルがあるような扉。日本の住宅では、開き戸は玄関ドアや部屋のドアなどで広く使われています。
開き戸は気密性や遮音性が高いため、個室や水回り(浴室やトイレなど)で特に重宝します。
セキュリティ性の高い玄関錠と
プライバシー確保のための室内錠
玄関ドアには防犯のためセキュリティ性の高い鍵が使用されます。
代表的なタイプには、ケースロック錠、本締錠、面付箱錠などがあり、それぞれの特徴やセキュリティレベルに応じて選びます。
室内ドアにはプライバシーの確保を目的に、簡易的な鍵を使用します。主にレバーハンドル錠やノブ錠が一般的で、施錠機能の有無や用途に応じて種類が選ばれます。
ドアハンドルの種類を教えて!?
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玄関錠
主に3つのタイプがあります。
【ケースロック】
錠前(鍵の仕組み)がケースの中に収まっているタイプ。多くの場合、ドア内部に埋め込まれる形で設置されます。強度、防犯性に優れています。
【本締錠】
鍵を回すことで金属製のボルトがドア枠に直接差し込まれるタイプ。完全に固定されるため「本締め」と呼ばれます。防犯性が高いため、主に玄関などに使用します。
【面付箱錠】
室内側の扉面に錠ケースを付けるタイプ。取付が容易で防犯性に優れ、集合住宅の玄関扉によく使用されます。
間仕切り錠(室内用)
室内側からサムターン(つまみ)またはボタンを操作して施錠、解除する。
寝室や書斎などの室内のプライベートな空間に使用します。
表示錠(室内用)
室内側からサムターン(つまみ)やボタンを操作して施錠、会場できます。
在室が分かるよう、外側には表示が出ます。
主にトイレに使用されます。
空錠(室内用/チューブラ錠)
施錠装置(かぎ)がなく、ラッチボルトによる仮締機構だけの錠前です。
部屋と部屋または通路等の空間を仕切るために使用します。
玄関錠
親子ロックで防犯性アップ!
【ケースロック】参考上代:約15,500円~
【本締錠】参考上代:約11,400円~
強盗が嫌がるのが、鍵が上下に二つ並んでいる「親子ロック」のタイプ。
ケースロックと本締錠を併せて使います。
防犯性を高めたいドアにおすすめです。
泥棒が嫌がる親子ロックで、防犯性を高めよう!
自動施錠(オートロック)と記憶番号の開錠で
鍵の持ち歩きが不要に
【KEYLEX】オートロックレバー
参考上代:約52,680円~
キーレックスは、自動施錠(オートロック)機能が搭載された錠前です。
記憶番号で解錠できるため、鍵の持ち歩きは不要になり、記憶番号の変更だけで安全性が維持できます。
他社錠前からの交換が可能ですので、後付けも簡単です
会議室や事務所など、複数人が出入りする部屋の入口に最適!
室内錠
施工性に優れたレバー
高級感ある仕上げと容易な操作
【zelta】チューブラケース
参考上代:約4,900円~
MIWAが住宅室内扉のためにデザインした、高級感あるレバーハンドル錠。
チューブラ錠はドアの小口から穴をあけ、簡単に施工することができます。
空錠、間仕切錠、表示錠などの機能や素材を選べます。
施工性を重視するならzeltaシリーズがおすすめ!
ドアの動きを滑らかにするヒンジ
外から見えない「隠し丁番」も
ドアのヒンジは、ドアを枠に固定し、スムーズな開閉を可能にする金具です。
一般的に丁番と呼ばれ、開き戸に多く使われます。
ドアの動きを支えるため、耐久性が求めらえる金具です。
外から見えない「隠し丁番」などデザイン性が優れた商品が多くあります。
屋外で使うものは錆びに強いタイプを選ぼう!
屋外用
錆びに強いSUS316を使用
屋外扉に最適
【HAFELE】重量用平丁番
参考上代:約10,900円~
SUS316という耐食性が高いステンレスを使用。
扉重量は丁番3個を使用した場合、160kg。
屋外の扉に最適な丁番です。
錆びにくいステンレスが屋外の扉には安心だね!
屋内用
映画のような隠し扉が叶う
壁と一体化する回転式隠し扉用金具
【HAFELE】ピボットヒンジ・システム First Jurgens
参考上代:約727,500円~
思い本棚を押すと、隠し部屋が・・・!という映画のような扉を設置できる金具。
ホテルやロビーでは扉と壁を一体化させることで高級感ある内装に仕上げられます。
500kgまでの重量扉に対応しており、扉もスムースに回転します。
憧れの隠し扉が叶えられる金具!スムーズに回転するよ!
ピンポイントヒンジ
参考上代:約7,040円
ドアの上下端部に取り付ける方式なので、見た目がスッキリし、ドアのデザインを最大限に活かせます。また、軸が上下に伸縮可能なため、ドアの吊り込みや取り外しが簡単です。
扉をゆっくり閉めるドアクローザー
安全性や防音性を高める
ドアクローザーは、ドアが自動的にゆっくり閉まるように制御する装置です。開閉時の衝撃を抑え、安全性や防音性を高める役割を持ちます。
一般住宅では主に玄関で使用されます。
ドア上部に取り付けるタイプが一般的ですが、ヒンジにクローザーの機能を搭載するなど様々なタイプのドアクローザーがあります。
ドアクローザーの種類を教えて!
ドアクローザーはドアをゆっくり閉めてくれる装置で、主に3つのタイプがあります。
コンシールドタイプ
ドアの中にクローザーを埋め込むタイプです。
オートヒンジ
ヒンジにクローザー機能を内蔵したタイプです。
革命的な新商品
隠し丁番にソフトクローザー機能搭載
【SIMONS】隠し丁番型オートヒンジ
参考上代:約0,000円~
隠し丁番にソフトクローザー機能を搭載した新商品。
丁番もクローザーも閉じた状態では完全に隠れるため、シンプルで上質な空間に最適です。
これ以上にないシンプルさを実現!
丁番がクローザーを兼ね
シンプルで美しいデザインを実現
【日東工器】丁番型オートヒンジ
参考上代:約29,000円~
丁番にクローザー機能を内蔵することで、究極にシンプルなデザインを実現。
取付は普通の丁番とまったく同じなので、手間がかからず簡単。
アーチドアや上框がないドアでも使えます。
スプリングヒンジは強弱2つのスプリングとクラッチを使用し、小型ながら十分な閉扉
力を持っています。
見た目の美しさが断トツ!
あらゆるドアにマッチするよ。
戸当たり・レールストッパー・フランス落とし
ドアを全開したときにドアやレバーが壁に当たるのを防ぐ戸当たりや、扉が必要以上にスライドしないようにストップさせるレールストッパー、両開きの扉一方の扉を固定して、もう一方の扉のみを動かせるようにするフランス落としを紹介します。